すいかの履歴書

一生懸命、生きている人の日記。

国家公務員障害者選考試験(その1)

2年2か月にもわたる無職生活にピリオドを打ち、4月1日から国の機関で働くことになった。

公務員試験を受けようと決意したのは2018年12月。障害者選考試験が行われるということは10月に決まっていたが、試験を受けようと思ったのはしばらく経ってからだった。

自分はこれまで公務員になろうと思ったことはなかった。なぜなのかは良く分からないが、試験勉強が大変だし、なんとなく選択肢から外していたように思う。

正直、民間の企業では就職が難しいだろうということは感じていた。障害をオープンにして障害者求人にチャレンジしてきたが、なかなか結果が出ず心が折れそうになっていた。

そんな中で障害者選考試験を実施するという情報が舞い込んできた。高卒程度試験ということに加えて、問題数は通常よりも10問少ない30問。これならいけるかもしれない。筆記試験さえ通ればあとは面接勝負だと思い、チャレンジすることにした。

試験を受けると決めてからは、必ず毎日勉強するようにした。受験生としては当たり前の態度であるが、試験勉強をするのは久しぶりだったので少しずつ勉強するリズムを作っていった。

 

今回の障害者選考試験では、知能分野15問、知識分野15問の計30問が出題されると発表されていた。

特に苦労したのは知能分野の数的処理(数的推理)。中学受験のような算数問題(仕事算・速さなど)や高校レベルの数学(場合の数・確率など)の問題が出題される。

自分は高校3年から文系科目に絞って受験勉強していたため、数学の知識がごっそり抜け落ちていた。そもそも"数学"を必要としない問題もあるのだが、どうしても苦手で最後まで克服できなかった。その結果、本番では4問中1問しか正解できなかった。(本番の結果は自己採点の結果を記載している)

数的処理で得点できないと思った分、同じく知能分野の課題処理(判断推理) には力を入れて勉強した。自力で解けるようになるまで参考書の問題を繰り返し解いた。本番では5問中4問正解できたので問題演習の甲斐があった。

文章理解に関しては5問パーフェクトだった。国語と英語は得意なので無難に得点できた。知能分野は15問中10問正解だった。

知識分野については、範囲が広すぎる(高校レベルの国語・数学・英語・理科・社会)ため対策のしようがなかった。数学は出ても1問だと思い捨てていた(本番では出題されず)。

理科もほぼ諦めていたが生物は履修していたこともあり多少は知識があった(本番では1問出題され正解)。社会は日本史・世界史・地理についてサラッと学習はしたがいかんせん範囲が広すぎてキツかった。

本番では知識分野15問中9問正解だった。知能分野と合わせて19問正解。ケアレスミスで3問落としたことに自己採点で気がつきかなり凹んだ。

そこから第一次選考通過者発表までの2週間あまりはダメなのかな、もしかしたら受かってるかな、と不安8割・期待2割くらいの気持ちで過ごした。

次回に続く