すいかの履歴書

一生懸命、生きている人の日記。

国家公務員の病気休暇、休職制度

◆不満が爆発したというか、自分の中に溜め込んでいたエネルギーを全放出してしまった。2020年11月から休暇を取得した。当初の診断名は双極性障害ということではあったが、医師は「躁鬱ではないような感じ」と、自身の診断がしっくりきていないような様子だった。

◆当初の療養中は、救いを求めんとばかりに体調回復のために可能性のあることにリソースを全投入した。3つ星どころか5つ星くらいのホテルに泊まり、最高のおもてなしを受ける。ジムやプールで汗を流し、ストレッチを入念に行う。リフレクソロジーやアロママッサージなど、血流を良くするような民間療法を試してみる。ネイルサロンで指先の感覚を研ぎ澄ます。健康バランスを考えた食事を試行錯誤して取り入れてみるなど、あらゆるアプローチを試みた。

◆このように、良いと思われるものを一通り試してみた。ある程度はスッキリしたり、なんとなくモチベーションが上がったりして鬱々とした気持ちが晴れたような気がした。しかし、それは一時的なものだった。

一流といわれる人たちは、このような非日常のような行いをルーティン化していて要はQOLが高い。日々を雑に生きていた私のような人間が救いを求め、現状の辛い日々をなんとかしたいと焦れば焦るほど、自らが欲しいものは遠ざかっていくように思えた。

◆前回、体調を崩したときと違うのは休職という形になっている点だ。自ら希望して休職するのではなく、任命された官職の職務を遂行できる状態ではないと任命権者が判断したら、休職発令される。その客観的な材料として医師の診断書があり、主治医の診断結果のもと、処分されることとなる。

◆正直、休職させられるほどの精神的なダメージがあり、辛い気持ちが自分の中にあるのであれば職場を去るのは一つの選択肢だと思った。いまなお復帰には時間がかかるというか、復職後も自分らしく日常生活を送れるようにはどんなライフスタイルがいいんだろうということを模索する日々は続いている。

◆以前と比べて少し成長したかなと思う点は、自分に足りないことや必要な要素を手に入れる際の決断スピードや判断力が上がったこと。これまでの人生における知識や経験のストックを、ある程度は整理して取り出せるようになってきたかなとは思う。

◆自分に必要なのは、自身の言語体系や知識ストックを、客観的に確認できるような整理整頓作業だと認識している。アウトプットの訓練は日々行っているが、脳内を垂れ流しても良い関係性においては壁になってもらい、思考が収束したらその都度言語化していき、解像度の高いアウトプットを高速で行える訓練を、引き続き行っていきたい。