すいかの履歴書

一生懸命、生きている人の日記。

国家公務員障害者選考試験(その2)

次回に続くと書いてから2週間以上経ってしまった。明日からは晴れて国家公務員となるが、その前に書ける範囲で振り返っておきたい。

2月3日に第1次選考試験が行われて、およそ3週間後の2月22日に第1次選考合格者発表が行われた。10:00にWebで発表されるということで、人事院のホームページを何度もリロードした。

10:00ちょっと前だっただろうか、合格者発表のページにアクセスできた。受験番号を探す。…あった。驚きと喜びが交錯した。自己採点では30問中19問正解だったから、正答率は63.3%。一般的な公務員試験では7割得点できたら大丈夫と聞いたことがあったので、ダメかなと思っていたがなんとか通過することができて本当に良かった。

人事院が公表した「平成30年度障害者選考試験 第1次選考通過得点及び平均点等一覧」

https://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/senkou/senkou_heikin.pdf

によると、試験の区分・東北においては合格最低点は16点だった。しかし激戦区の近畿においては22点取らないと合格できなかったようだ。

この差については特に言及しないが、運良く第1次選考を通過できたのは確かだった。合格発表を確認後、就労移行支援の支援員に相談しながら面接の予約を始めた。

第1志望の官庁にまず電話をしたが、何度かけても話し中。ライバルが多くいるのだろうと感じた。何度か電話して、無事に面接の予約を取ることができた。

実は面接開始となる2月27日には民間企業の面接も控えていた。そのため2月28日以降に面接予約をしていこうと思ったのだが、多くの官庁は2月27日と28日しか面接を受け付けていない。そのため、自分はその2日間に面接の日程を詰め込み、6つの官庁を訪問することにした。

面接を受けると決めたら、ほとんどの官庁では「面接カード」という履歴書兼職務経歴書のような書類を求められるため、その作成にあたった。就労移行支援の支援員にも協力していただき、志望理由や自己PRを練り、面接に備えた。

そして迎えた面接初日。初めて訪問した官庁の面接は、面接官が会話をリードしてくれて、とても話しやすかった。簡潔に答えてくださいと告げられていたので、リズムよく答えるよう心がけた。

次に訪問した官庁では、あまり予想していなかった質問をされて少し戸惑ったが、無事に終えることができた。同席してくださった就労移行支援の支援員によると、「疲れが見えていた」とのこと。笑顔で話していたつもりだが、疲れが出てしまったのだろう。

面接2日目。朝早くから面接があった。ここでもやはり鋭い質問を投げかけられる。自分なりの返答をその場で用意した。相手が自分に興味を持ってくださっていることが伝わってきて、嬉しかった。

そして迎えた大本命・第1志望の官庁。時間にゆとりを持って庁舎に到着していたため、気持ちにゆとりがあった。控え室で待機したあと、ほぼ予定の時刻に呼び出される。気合いを入れ直した。

面接室に入室したら、業務説明会でお会いしたことのある方が面接官だった。私のことを覚えていてくれて、その話もすることができた。

面接は終始和やかなムードで行われた。リラックスして答えるように促されるなど、自分にとってかなり自然体で答えることができた。

そして面接終盤。他機関から内定をもらっていないか確認された。「キタ!」と思った。他機関から内定をもらっておらず、もしこの機関で内定を出したら他は断ることを約束した。

そして告げられた、「内定です」

再び、キター!と思った。その場で告げられるのか、と驚いたが内定らしい。その後様々な説明を受け、部屋を後にした。

内定を受諾したため、選考中の他機関には辞退の連絡を入れる必要がある。午後一番に受ける予定だった機関にすぐ連絡を入れた。「おめでとうございます」と言われた。就労移行支援の事業所に戻ってから他の全ての機関に辞退の連絡をして、非常に長い就職活動が終わった。

あす、4月1日には国家公務員になる。自分は出だしで躓くことが多い。時には人に頼りながら、あまり無理せずにやっていきたい。