すいかの履歴書

一生懸命、生きている人の日記。

シューカツ・その3

またしても前回投稿から日にちが経ってしまった。ブログを書いてカネを貰っているわけではないので、書きたいという気持ちにならないと書くことかできないというのが残念ながら正直なところだ。

つくづく、文章を書いてメシを食っている人を尊敬する。Twitterで「原稿の締切なのにやる気が出ない」などという投稿を時たま見かけるが、気持ちだけはよく分かる。

義務感がある中で、無理くり文章を書くという行為をするのは非常にストレスがかかるものだ。人間というのは何らかのストレスを加えられないとやる気にならないイキモノである(と思う)。

 

先日、図書館をブラブラしていたら「現役新聞記者に文章作成を学ぶ講座」というのが開かれるとのことで、来週から参加できることになった。

現時点ではブログは趣味としてやっているが、プロの書き方を真似して少しでもいい文章をかけるように頑張ってみようと思う。私は以前、某新聞社の最終選考で落ちてしまったのだが、新聞記者を目指していた時期があった。新聞は、見出しの大きさやリード文で重要なことをまず伝え、徐々に詳細を書いていく方式がほとんどだ。新聞とブログはもちろん違うのだが、読みやすく中身のある文章を書けるように頑張りたい。

 

話を前回の続きに戻す。

大学4年の就職活動で、迎えた最終面接の日。前回、最終面接でダメだったときは自分を「作り込み」すぎていた。今回は極力、自然体でいこうと思っていた。

7:1だっただろうか。大きい会議室で、自分1人以外は会社の役員・部長級の方が目の前にいらっしゃったのだが、不思議と緊張はしなかった。「自分がやってきたことを正直に話すだけ」そう思っていたので、どんな質問が飛んできてもその場で考えて答えられればいいと開き直っていた。その時の、自分が集中していた感覚は4年近く経った今でもよく覚えている。フロー状態とでもいうのだろうか。なぜか、余裕があった。

その最終面接が終わったあと、別の会社の面接が1件あった。それを終えた夕方、ファミレスで夕食を取っていた時に電話が鳴った。「内定ということになりました」

内心「よっしゃ!」と思った。電話で人事の方と話していくうちに、実感がどんどん湧いてくる。就活をする前までは、一消費者としてしか関わったことのない企業だが、いざ内定を頂いたら「ここで俺は働くんだ!」と思い、前向きな返事をして電話を切った。

後日、内定通知書とそれに伴う承諾書が自宅に届いた。そのころまでにはその会社に就職するということは決めていた。それはもちろん妻とも話した。選考途中だった他企業には辞退の連絡をした。手紙とともに承諾書を送り返して、長かった(個人的には)「シューカツ」は幕を閉じた。あとは大学を卒業するだけだ、しかし…。